FACTORY事業内容

工場の概要

本田鉄工 工場の全体図

鉄骨製作の流れ

未来を築く鉄人会社。本田鉄工の鉄骨製作。

私たち本田鉄工は、学校、ビル、工場などの建物を支える製品を製作しています。昭和25年の設立以来、ものづくりへの情熱をもって社員一人ひとりが技術を磨き、進化させ、お客様のご要望に応え続けることで信頼を得てきました。

製品の納品までには様々な工程があります。
ここでは各工程の業務内容をご紹介します。

工務

工務では、お客様との打ち合わせ、見積りの作成、スケジュールの管理から材料の調達まで、営業的な業務と資材調達の両方を担っています。
工務担当者は物件ごとにお客様を担当しており、打ち合わせのため出張することもあります。
一方、社内では各工程の仕事がスムーズに進むように調整するのも工務の重要な仕事です。受注から納品まで、社内外において幅広い業務に対応しています。

CAD

顧客から支給される設計図をもとにCADで工作図を作成します。
1つの案件に対して3~4名でチームを組み、協力して対応しています。形のないものを形にするのが工作図作成の難しいところです。お客様のご要望通りの製品にするために、直接お客様と打ち合わせをすることもあります。
工作図ができたら必要な材料を拾い出す「現寸」という作業を行います。
その後、生産工程へ手配します。

NC加工

機械で材料を加工することをNC加工と呼びます。加工には「孔明け」、「切断」、「開先(溶接をしやすくするための加工)」の3種類があります。これは組立や溶接の作業の下準備にあたります。これらの加工をしておくことで、後の工程が格段にやりやすくなります。
加工のための機械は電子制御されておりパネル操作が可能です。女性が活躍しているのもNC加工の特徴です。

組立

柱の組立てと梁の組立てがあります。工作図をもとに、まずは材料にけがき(穴あけの中心位置を決めたり、切り出しの位置を決めたりするための印)をつけていきます。
その後、パーツに分かれている材料を手作業で組み立てていきます。
その後、組立溶接(仮溶接)をしたうえで、次工程へ渡します。
工作図通りに組立をする技術と溶接の技術は、日々の業務を通して先輩から学びます。一人前になるまでには多くの経験を積む必要があります。

溶接

柱の溶接では、直線部などの単純な部分はロボット溶接を導入しています。ロボット溶接によって、作業の標準化、効率化が実現できています。
ロボットではできない複雑な形状の箇所は、人の手で溶接をしています。梁は複雑な形状の部分が多いため、ほぼすべてが人による溶接になります。
高い水準の溶接技術を求められるため、組立と同様に一人前になるまでには多くの経験が必要になります。溶接には、「溶接技術者」や「溶接技能者」といった専門資格があり、資格取得には会社として支援をしています。

品質管理

製品に欠陥が無いか、規格に従って厳密な品質検査を行います。
検査には目視で行う外観検査、ゲージを使用して工作図通りに仕上がっているか確認する寸法検査、溶接内部の傷を確認する超音波検査があります。 検査に合格した製品はヤードに運び、出荷を待つことになります。
製品の品質を確保することは、完成した建物の安全性のために非常に重要であるため、責任感を持って業務に取り組んでいます。

現場施工

製品は塗装後、現場まで運び、納品となります。